教室で挨拶する秋山広報委員長
キャプテンクック号
スライドを熱心に見る子供たち
 当協会は、去る10月30日、大阪北港の新島建設現場を中心に、地元の大阪市立築港小学校5年生36名と父兄、先生など総勢42名を招待して、「うみの現場見学会」を実施しました。

 この見学会は一般市民のみなさんに、港湾整備の重要性や港湾土木技術の成果を海の上から見学していただき、当協会をより一層身近なものとして感じていただくことを目的として今年度からスタートしたもので、7月に実施した横浜港に続き、今回で2回目の開催となります。

 当日は台風通過直後とあって、風や海の状態も心配されましたが、曇りではあるものの、幸い波は穏やかで見学には十分な天候に恵まれました。

 まず学校の教室での事前説明では、当協会の秋山広報委員長が「日本は港での貿易によって資源の不足を補っています。私たちは海に陸地や港、トンネルを作ることでみなさんの生活を支えるお手伝いをしています。みなさんも海や港をもっと知って、好きになって下さい。」と子供たちに挨拶しました。

 午前9時過ぎ、参加者は、天保山の桟橋から大型クルーザー「キャプテンクック号」に乗船し、地盤改良船が稼働中の夢州沖新島を目指しました。風景はあとのお楽しみということで、往路の船内ではスライドによる説明が行なわれました。港の役割に始まって、大阪湾の歴史、海上工事に使用する船の特徴と続き、最後は人工島の作り方までを熱心に聞く子供たちの姿がみられました。 
 慣れない船旅にやや疲れ気味の子供たちでしたが、約40分かけて現場に着いた時には少しづつ晴れ間も見え始め、ひとりづつ渡されたオペラグラスを手にデッキに上ると、すぐに笑顔を取り戻しました。

 デッキ上では協会員の説明を受けながらサンドコンパクション船を見学。

 特に作業船の職員が旗をかざし一斉に手を振ると、子供たちからどっと歓声が上がり、和やかな雰囲気の中、見学を終えて現場を後にしました。

 帰路は、キャプテンクック号の女性クルーによるガイドアナウンスを聞きながらのフリー見学となりました。途中、浮体式防災基地などに立ち寄りながら行きとはまた違ったリラックスムードで約2時間の乗船を終え、無事天保山に戻ってきました。

 学校に戻ってから子供たちに書いてもらったアンケートでは 「なにもない海に土地をつくるのはすごいと思った。」のように子供たちが現場の雄大さを実感できたことがうかがえるものや「いつか島ができたらどんな風になっているのか行ってみたい。」と、親しみを持ったものなど、今回の見学会が目指したものが素直な言葉となって記されていました。

 当協会は海とともに生きるわが国において、その重要な港湾施設を担っているとの自負を持ち、誇りをもってその役目を果たしたいと考えております。その港湾に目を向けていただくため、当協会では今後ともこの現場見学会を継続的に開催していく予定です。
新島で作業中の地盤改良船(サンドコンパクション船)
デッキ上から作業船を見学
作業船に挨拶


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