当協会は、去る9月14日(木)、一般市民及び久慈工業高校土木科一年生のみなさん、あわせて40名を招待し、久慈港において「第7回うみの現場見学会」を開催しました。これは港湾建設工事の現場を紹介し、社会資本整備、特に港の役割に対する理解を深めて頂くことを目的に全国で実施しているものです。
 見学会に先立ち、当協会の秋山広報委員長から「今回の見学会では港湾整備の実態を見て頂き、安全・安心な生活を支える社会資本整備へ深いご理解を頂ければ幸いです」という挨拶があり、続いて国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所久慈港事務所長尾憲彦所長より、久慈港整備の概要や津波のメカニズムなどクイズを交えながら説明していただきました。長尾所長は参加した生徒達に対して「土木は社会基盤整備により社会貢献している。誇りを持って勉学に励んで欲しい。」と呼びかけました。
 引き続き、当協会員より現在施工中の「湾口地区防波堤築造工事」について動画を交え説明しました。
 その後、参加者のみなさんは二組に分かれ、バスにて移動。海上の湾口防波堤築造工事の現場とケーソン製作現場を交互に見学しました。
 湾口防波堤築造工事の現場周辺では、工事説明通りの厳しい海象条件下で施工していることを実感し、港湾工事に対する理解を深めた様子でした。ケーソン製作現場ではフローティングドックに乗船し、海面14メートルの高さから約5千トンのケーソン製作を見学しました。見学中は多くの方が近くの職員に熱心に質問をし、工事施工について理解され満足した様子でした。
 見学会終了後の質疑応答では、多数の質問が寄せられました。「工事をしていて大変なことは何ですか」という質問に対して、気象予報の見極めが大変であると施工担当者より説明がありました。また、「工事が失敗して中止になることもありますか」という質問に対しては、現在行っている工事での失敗はないが、土木は経験工学と言えるので、失敗例を知ろうとするのは大変良い事だと長尾所長が発言されました。
 最後に当協会の後藤事務局長より、海と陸との結節点を整備する港湾整備は重要であり、公共事業には長期的視野で取り組む必要があるとの挨拶があり今回の見学会を無事に終了しました。

フローティングドックに乗船
 
説明会場の様子
仮置きのケーソンを近くで見学
フローティングドックから見学

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