去る9月26日(水)、当協会は金沢港において「第9回うみの現場見学会」を開催致しました。港湾建設の現場を間近に体感し、港湾整備の重要性、港湾の役割に対する理解を深めていただくことを目的として実施しているこの現場見学会、今回は大水深岸壁の整備が進む金沢港を会場として、午前の部、午後の部に分けて開催されました。

[写真左]整備が進む多目的国際ターミナルの大水深岸壁 [写真中]「わかな」に乗船して港内を見学
[写真右]国内でも有数のポンプ式浚渫船
[写真左]見学ステージから大野地区の現場を見学 [写真中]ポンプ船に接近して浚渫の工程について解説
[写真右]大野地区で岸壁の構造、工法について解説
社団法人日本埋立
浚渫協会 谷積正
広報委員長
国土交通省北陸地方
整備局 金沢港湾・
空港整備事務所
川井雅博 副所長
 午前の部は一般市民の方々、福祉協会、地元企業の皆様にご参加いただき金沢港の「みなと会館」からスタート。当協会谷積正広報委員長が「是非この機会に港の重要性にご理解をいただき、港湾についての知識を深めていただきたい」と挨拶。続いて、国土交通省北陸地方整備局金沢港湾・空港整備事務所の川井雅博副所長から北陸地域における金沢港の位置づけ、港湾整備の概況、さらに河口部に位置する掘込港湾であるために恒常的な浚渫や多目的国際ターミナルの大水深岸壁の整備事業が展開されていることなどをご説明いただきました。参加者には二班に分かれていただきそれぞれ、国土交通省の監督測量船「わかな」に乗船して海上からの港見学へ、マイクロバスで実際の現場見学へと交互に体験していただきました。地元とはいえ、普段、海上からの金沢港を見渡す機会が少ない参加者は広大な石油備蓄基地が広がる岸壁の風景や、そびえたつガントリークレーンの威容に感心しきり。大野地区で整備が進む多目的国際ターミナルの現場では今回の見学会のために設置された展望ステージから、打ち込まれた鋼管杭が徐々に港湾構造物に姿を変える工程を間近に見ることができました。その後の質疑応答でもフェリーの入港状況や、環境に配慮した工法についての質問や、「早急に埋立を完了して供用を始めてほしい」などの要望が寄せられました。
 午後の部では国立石川工業高等専門学校の生徒さんと先生、42名にご参加いただき、午前のプログラムに加え、「からくり記念館」見学、ビデオ鑑賞などを含めた盛り沢山の見学会となりました。なかでも一番興味を惹かれたのはやはり「わかな」からの港湾見学だった様子で、日本でも有数の大型ポンプ式浚渫船に接近した際には「あの作業船に乗ってみたい!」「どんな構造になっているのか」といった声がきかれ、24時間稼動し続け、大型ダンプ2,000台分もの浚渫土を1日で処理することが解説されると、改めて興味津々といった様子でポンプ船を見上げていました。
 見学会の締めくくりでは川井副所長から「金沢港は国内でも大きな注目を集める港湾。地元の皆さんのご意見を取り入れながら整備事業を進めていきます。金沢港は皆さんの声で発展しています」とご挨拶をいただきました。その言葉にうなずく参加者皆さんの表情から、地元金沢港への関心を深めていただいた様子がうかがえました。

| うみの現場見学会トップへもどる |